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2021/12/08

トポセシアコラム『雨の日』

雨の日、人は憂鬱になる。というのが、僕は勿体無いなと思っている。

高校時代の話。自分の高校の陸上部顧問が短距離専門ということもあり、よく隣の高校の長距離名門コーチ モリカワ先生のもとで練習していた。そのモリカワ先生と言うのが不思議な人で、自分の在り方を変えなさいという話を練習前に絶対差し込んでくる先生だった。「ダルいとか、しんどいとか言わないこと。ダルいというからダルくなる。しんどいと言うから、しんどくなる。」とか。「人生プラスマイナスゼロ。良いことがあれば悪いことがある。悪いことがあれば、良いことがある。だから自分から進んで、自分にとってマイナスのことをしなさい。」ということで、部活前に学校のトイレ掃除したり、登校中にゴミ10個拾ってくるとか、まあ人がやりたくないことを進んでやれ、と言う話なんだけど。そういうスタンスでいることが、競技者以前に人として大事だと徹底して教えてくれる人だった。

そんなモリカワ先生が、雨の日の過ごし方を僕に教えてくれた。

「普通雨の日は、みんな練習したくないですよね。室内でできることだけやろうと思いますよね。でもそもそも陸上競技は、全天候型競技。雨だろうと、雪だろうと、レースはある。だから雨の日こそ、練習しなさい。他の人は今日走らないかもしれない。だからラッキーですね。みんなは他の人よりも速くなれるチャンスが、雨の日にはあるんです。雨の日サボった人たちと違って、本番がたとえ雨の日だろうと同じパフォーマンスを出せるようになる。みんなは、本当にラッキーですね。」

これを聞いて、雨の日ってのはみんな頑張らないんだと、当時から単純だった僕は思った。これ以降、雨の日が好きになるんだけど、結局みんなが嫌だと思う雨の日に、他の人よりも少し頑張ればいい。晴れの日は、頑張ることが当たり前だけど、雨の日はちょっと頑張ればそれでいい。なんか逆にちょっとの頑張りを認めてくれる、そういう日なんだ。と高校の時から、そんなことを考えていたりする。

今でも、雨の日は「お、今日はちょっと頑張れば良いんだな。頑張りすぎなくていいんだな。」と思える、すごくラッキーな日。毎日肩肘張って頑張ってくのは疲れるので。

記事を書いたメンバー

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