TOPICS トピックス詳細

2021/11/30

社会人一年目を振り返って

***トポセシア事業責任者てらじの新卒時代のエピソード***

入社1年めの頃の僕のことを、少し書いておこうと、ふと思い立ったので綴ってみる。

「使えないアイツ」というレッテル

僕が大学院を卒業して入社したのは、東京のとある広告制作会社でした。大学院まで進学していた(かつ一浪、一留してた)ので、まあそれなりに歳食ってからの社会人生活のスタートでした。仕事なんて楽勝でしょとまでは思わなかったけど、まあなんとかなるだろうなと思っていたのが当時の心境。

ただ、実際は本当に何もできなかった・・・資料をまとめておいて!と書類の束を渡されるも、クリップ留めくらいでいいかなと思いきや、
「これ、社長向けのプレ資料だよ?これで持って移動できる?雨降ったらどうすんの?配慮が足りない。」
と一喝されたり。事前にもっと指示出ししてくれよと思いつつも、でもまあ確かにそこまで確認しなかったこっちの責任だなあとか、そんな反省で埋め尽くされる数ヶ月でした。

そんな状態の数ヶ月、社内の先輩ディレクターからは、
「あいつは、ほんとボーッとしてて使えない」
と言われまくり、チームリーダーからは、今年1年案件には入れない宣言までされる始末。同期は、どんどん案件に投入されて、ディレクターっぽい仕事を始めていく中、ほんと、何しに会社来てるんだろと思うレベルでした。

目の前のことに集中することにした

だからと言ってはなんだけど、目の前のことに集中するようになりました。朝の掃除は新人が1年間する仕事なんだけど、掃除に一生懸命になるのは当たり前で、1年間通じて遅刻はなし。30分前に来て、徹夜明けの上司にコーヒー淹れたりしてたなあ(笑)

あとは、社内で制作物の誤字脱字チェックをする仕事もあったけど、これはとにかく役割が欲しいということもあり、リーダーを担当。なかなか連絡が取れなくなるディレクターや、締め切りギリギリでチェックを上げてくるディレクター、そういった人たちをどう巻き込むかに注力してました。結果、ミス・クレームがほとんどゼロになるレベルまで、第一品質の向上に成功したのが、僕の一年目の一番の成果。

それ以外に、社内の誕生日企画とか、中途採用とか、電話番とか・・・とにかくほとんど雑用みたいな仕事ばかりしてたなあ。

一番の近道

当初は「使えないアイツ」だったのが、とにかく目の前の仕事を続けて行くうちに、「意外と真面目で、頼り甲斐のあるアイツ」に変わってきたのが、入社して8ヶ月くらい経った頃。結果的には、一年目の途中から案件にも入れてもらい、ブランディングとかそう言ったデカ目のところでどんどんディレクターをさせてもらえるようになった。

一年目最後には、色々表彰してもらえる機会があったけど、その中でいちばん嬉しかったのは、「朝の掃除を頑張ってた」ことを褒めてもらえたことかもしれない。もちろん、会社の仕事としてはそんなことよりやるべきことはある。けど、目の前の僕にとって、一番大事だった「朝の掃除」を褒めてもらえた。そのことを認めてくれていた会社に、この時はとても感謝したのを覚えている。

それに対し、同期はというと朝の掃除に遅刻ばかりで、案件も炎上一歩手前で巻き取られてばかり。案件外されまくった挙句、二年目も朝の掃除をやらされるという始末。

肩書きを手に入れるために

大きい仕事に人はどうしても目が行きがちだけど、別に仕事は大体華々しいものではない。朝の掃除と同じで、ほとんどが日の目も当たらず、大変で細かいことばかりだ。もっと俺に裁量権をくれよと思っても、別に何もできない僕には用無しなのが通常だった。

だから、まずは目の前のことに注力すればいいのだ。ホリエモンの「多動力」。あれも、自由にやれ!みたいな認識をみんなするけど、そうじゃなくて大事なのはまず自分の肩書きを手に入れること。そのために必要なのが、目の前の仕事に一生懸命取り組んで行くことなんだよと。一つのことを1万時間取り組めば、その道のプロになれる。肩書きが手に入る。

朝の掃除はもちろん1万時間もやってないけど、でも社内の中では僕よりやっているやつなんていなかった。だから目立てたし、評価も手に入ったわけだ。

仕事があるのは、特別なこと

長くなって来たのでそろそろ終わりにしようと思うが、「仕事がある」ということは特別なことだと思ってもらいたい。それが例え掃除だろうと。君が、何者なのかということが社会に認識されるまでは、仕事は辛いし歯車の一部のような扱いを受けることは当然だろう。でも、それがずっと続くわけではない。君が、まだできることがないだけだ。価値を持っていないからだ。

僕は、社会人二年目からは相当楽しかった。自由度も高く、沖縄で新規事業を始めたこともあり、案件に引っ張りだこだった。でもその基盤を作ってくれたのは、間違いなく「朝の掃除」だったと認識している。今は事業統括として、土日も関係なく仕事のお話で溢れかえる生活を過ごさせてもらっているのも、あの時の経験のおかげだろう。

それでも、仕事は地味で細かいことの積み重ねだなあと思う。仕事なんて別に面白くはない。でも社会で生きて行くということは、とても面白いことだなあと、僕は認識している。

記事を書いたメンバー

記事を書いたメンバー

トポセシア

沖縄県宜野湾市のカフェ&コミュニティスペース「トポセシア」のホームページです。ドリンク飲み放題、wi-fi&電源使い放題で1時間350円からご利用いただけます。是非ご利用下さい。