KOKOROZASHI INTERVIEW

業界シェアNo.1!圧倒的な規模感と良好な人間関係が魅力の株式会社島袋

株式会社島袋

沖縄県内で200社を超える取引先を持ち、金物・工具業界シェアNo.1規模を誇る株式会社島袋。老舗企業かつ沖縄トップクラスの卸問屋という基盤がありながら、社内は年齢や役職に関わらず、誰もが気さくで話しやすい雰囲気があるそうです。

「面接で重視するのは人柄。それだけかもしれない」と言い切るのは総務部の比嘉さん。会社のことを詳しく聞きました。

Q:御社の事業内容を教えてください。

1951年創業の、金物・工具を卸売りする会社です。県内の金物店やホームセンターさんに毎日必要な分だけ商品をお届けする商社で、県内では卸売りのみ。関西では金物・工具を取り扱う小売店「シマコーポレーション」を11店舗、展開しています。

Q.御社の強みを教えてください。

創業70年以上の歴史と、県内トップクラスの商品数、即納体制ですね。それによって沖縄ならではの「取り寄せに何日もかかる」「そのために人件費がかさむ」といった問題がクリアになり、喜ばれています。営業メンバーが30名以上いるため、営業担当者が取引先に毎日納品に行くスタイルを維持できるんですよ。そのスタイルを長くやっているため、そこで築かれたお客様との信頼関係も強みだと思っています。

また、倉庫の規模感も強みです。これだけ大きな倉庫を構えて、商品が4万アイテムある会社は沖縄では他にありません。お客様から「これだけの規模の倉庫と商品数を構える卸業社は、九州全域を見ても他にない」と言っていただいたこともあります。地域で一番商材を抱えているため、販売店さんからは「まず島袋に聞こう」と思ってもらえている自負があり、その信頼にしっかり応えていきたいです。

Q.仕事のやりがいを教えてください。

営業メンバーでいうと、担当する店舗の売上アップがやりがいに繋がっていると思います。弊社は基本的にルート営業が中心なので、商品を売るだけでなく店舗の売上UPのためのサポートも行うんですよ。

たとえば、店舗側がまだ気づいていない魅力や可能性にいち早く気づき、「お店にはこういうニーズがあるんじゃないか」「こういう商品があると喜ばれるんじゃないか」と提案したり、時にはイベントを企画して、販売スタッフとして店頭に立つこともあります。信頼されて、棚のレイアウトまで任せてもらっている担当者もいますね。

Q.関西の「シマコーポレーション」の強みややりがいも教えてください。

一般的な販売店はアルバイトさんやパートさんが接客することも多いと思いますが、シマコーポレーションは正社員のみで固めています。理由は、プロの職人さんが使う商品を取り扱うため、接客の質を担保する必要があるからです。ですのでしっかり教育を受けた人材が揃わないと、次の店舗も出さないと決めています。シマコーポレーションの採用は基本的に関西で進めますが、沖縄で採用した方でも県外を希望されるなら関西に行ってもらうこともありますし、沖縄で活躍している人を栄転という形で抜擢することもあります。

Q.株式会社島袋全体の社風や指針となっている考え方はありますか?

社長の座右の銘は「過去の自分より少し前へ進むこと」。
あくまでライバルは自分という考え方です。営業が多い会社ですが、売上ランキングや同期同士で競わせるなどの文化はありません。評価基準は前年対比のみ。実現が見えない目標を与えられることもありません。昔からこういう考え方で、私はこの考えに感銘を受けて入社しました。

そのかわり、昇進スピードは決して早くありません。弊社は商品数が多く、営業職を習得するのにかなり時間がかかるので、役職を持とうと思ったら5年以上はかかるんです。ですので「売上で一位をとりたい!」「ガンガン昇進したい!」という方には、物足りない会社かもしれませんね。

Q.求める人物像を教えてください。

弊社はとにかく「人柄」重視。そこしか見ていないと言ってもいいくらい。関西の店舗でも同じです。基本的に弊社の仕事は、自分自身が輝けるものではなく、販売店さんの売り上げUPや繁栄を支える仕事。なので人のために何かをすることが好き、人を支えることが好きな方が向いているのかなと。そういう人ばかりが集まる会社なので、人間関係で悩むことは少ない会社だと思いますよ。


続いて、今年4月に新卒入社を果たし、「人間関係が良くて入社した」と言う田里さんにお話を聞きました!

Q.株式会社島袋に入社を決めた理由を教えてください。

最初のきっかけは、就活支援をしてもらったトポセシアの担当者より「この会社が田里さんに合っていると思う」と推薦されたことです。担当者いわく「面白い人が多いし、デスクワークよりも動き回る仕事が合っているんじゃないか」とのことでした。それを受けて説明会に行ったところ、社員さんが積極的に挨拶をしてくれたり話しかけてくれたりと、とても近い距離で接してくれたんです。年配の社員さんと若い女性社員さんが仲良く話しているのも印象的でした。

私が就活で重視していたのは、職種やキャリアよりも「人間関係」です。初めて社会に出て、必然的にたくさん質問しなきゃいけない中で、聞きづらい環境だとなかなか成長できないんじゃないかなって。人間関係を一番に見た結果、ここに入りたいと思いました。

Q.今、どんなお仕事をされていますか?

今は営業部として、ベテラン社員さんの助手を務めています。具体的には先輩が担当する店舗に同行し、商品知識やコミュニケーションの取り方を学びながら、商品の片づけや配送作業をお手伝いしています。

営業は基本的に今いる顧客のフォローがメインです。前の日に注文が入ったら持っていき、在庫がなくなっている商品があれば自分たちで注文し、会社に戻って品出しして、翌日届ける、の繰り返し。配送担当も別でいますが、物が多い時だけお願いして、ほとんどの営業さんは自分で持っていくんです。だからみなさん、お店の方ととても仲がいいんですよ。仲良くなると自然と注文もいただけるし、新商品の説明をする機会も増えるので、仕事としても仲良くなることが一番大事なんです。

Q.入社4か月目で、今感じている「株式会社島袋らしさ」ってどんな感じですか?

とにかくみなさん元気で明るい。物知りで、社員同士にもお客さんにも親切です。私が助手をさせてもらっている社員さんは、お客さんから「この商品ない?」と聞かれた時、なかったとしても「ないです」とは絶対に言わないんです。会社に戻って調べて、他社にあれば「ここにあるそうです」って伝えるんですよ。そういう姿勢が信頼されるんだなと学んでいます。

Q.今、目指していることがあれば教えてください!

とにかく商品がたくさんあるので、商品や使い方を頑張って覚えたいです。まずは助手期間の3年間で知識を増やして、お客さんの力になれる営業を目指したいと思っています。

編集後記

田里さんは、就活時を振り返り「私は人間関係を第一に就活をしてここに決めましたが、それが正解だったと感じています」と断言。「だからもしも今、就活で人間関係をあまり重視していない人がいたら、そこはぜひ見て欲しいです」と話しました。一方、比嘉さんは「就活における弊社の強みは人。…しかないかも(笑)」とにこり。その働きやすさもあって、10年以上続く人が多いのだとか。

おふたりが断言するとおり、本当にすれ違う方みなさんがにこやかに挨拶をしてくれました。人間関係がよく同僚との競争がない同社は、比嘉さんがおっしゃっていたように、早く成果を上げたい方や、競争の中で勝ちたい方にはたしかに物足りない会社かもしれません。だけど人や店舗を支えることに一生懸命になれる優しい人が、その人柄を磨きながら、長く活躍できる会社なんだろうなと思いました。

今回の取材では、記事に残せる量以上に素敵な話を伺うことができました。
もっと話を聞いてみたい、採用について質問がある!などがあればこちらから連絡できます。

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