KOKOROZASHI INTERVIEW

お客さまと向き合いながら、社会課題解消プロジェクト立上げ!ITの力で“楽しい未来を作る”株式会社okicomのお仕事とは

株式会社okicom

1980年に創業し、当時はまだ普及していなかったコンピューター(ハードウェア・ソフトウェア)販売・保守事業からスタートして45年。「ITの力で“お客さまと共に”楽しい未来をつくりこむ」との理念そのままに、ITを駆使した沖縄の社会課題の解決にも取り組んでいます。

そんな株式会社okicom、お客さまとの深い関係性を築きながら、社会課題解消に向けた自主事業も積極的に行う秘訣やお仕事について、人事担当の金城さんにお聞きしました!

Q:はじめに株式会社okicomの事業内容を教えてください。

弊社は1980年に創業し、コンピューターの販売からスタートしました。そこからお客さまのシステム開発をはじめとした業務支援に膨らみ、現在は自社開発なども行っています。また2017年頃からはビジネス的な支援だけじゃなく、45年かけて培ったノウハウやお客さまとの信頼関係、ネットワークを強みとし、県内の様々な社会課題解決のためのプロジェクトを作ったり進めたりしています。

Q.社会課題解決のためのプロジェクトとは、具体的にはどのようなものですか?

たとえば琉球紅型を普及、伝承するプロジェクトに取り組んでいます。紅型をつくる職人さんは、とても素晴らしい仕事をしているにも関わらず、収入が伴っていないことがほとんどです。その課題解決のため、職人さんの作るデザインをデジタル化するプロジェクトが生まれました。琉球紅型はこれまで反物のマーケット展開のみだったところ、デジタル化によってペットボトルのラベルデザインや飛行機のヘッドレスカバーのデザインなどに起用していただけるようになったんです。

また、かりゆしウェアのレンタルサービスも開始しました。ただレンタルするだけじゃなく、サトウキの絞りカスからウェアを作り、着倒した後は捨てずに炭に変え、畑に戻してサトウキビ作りの肥料として活用するところまでがセットです。ちなみにレンタルするかりゆしウェアにはICタグがついており、スキャンすると在庫管理データが読み取れる仕組み。こうやってITと絡めながら、だけどITだけに縛られず、幅広い目線での課題解決や好循環を生み出す施策は、他業種に接点のある弊社ならではだと思っています。

Q.社会課題を解決するためのプロジェクトは、どのような流れで試案されることが多いですか?

まず弊社は、お客さまに企画提案からサポートまでを一貫して行うので、長くお付き合いすることがほとんどです。その中で、ある時から「表面的な課題解決をしてしまうと、次から次へと別の課題が生まれてしまう」ことに気づきました。そこで私たちは、コミュニケーションを深く取ることでお客さま自身も気付いていない根本原因を突き止め、提案する方針に切り替えたんです。すると必然的に、県内にある様々な社会課題が見えるようになりました。そこで見えた課題をスルーせず社内に共有し、共有された課題解決のためにあらゆる部署が知恵を出し合ってプロジェクトを試案していく、という流れになります。

プロジェクトが進み始めてからも、お客さまとの繋がりや関係性を活かして「あのお客さまがこの分野に詳しいかもしれない」と思ったら声をかけてアドバイスをもらったり、内容やタイミング次第では一緒にお仕事をさせていただくこともあります。

Q.どんな方と一緒に働きたいですか?

①好奇心が旺盛な方 ②主体的に行動できる方 ➂地域や社会をもっと良くしたい気持ちがある方 です。弊社は色々なことに挑戦しているので、好奇心をもって物事を追求できる方が合っていると思います。

弊社の社長は「挑戦していかないと新しい価値は生まれない」「失敗を恐れず、どんどんチャレンジして欲しい」というマインド。また、社長のモットーは「ATMS」なんですけど、これは「明るく・楽しく・前向きに・スマイル」の略です(笑)挑戦を後押しする環境は整っているので、ATMSマインドで楽しく成長できる方に、ぜひ来て欲しいなと思っています。

次に、今年3年目を迎え、部署異動をしたばかりの豊見山さんにお話を聞きました!

Q.入社した理由を教えてください。

合同説明会に参加した時、社長が「聞きに行くところが決まっていないなら、うちの話も聞いてみてね」と声をかけてくれたんです。運営の方かと思ったから、後になって社長だと知りびっくりしました(笑)早速聞きに行くと、説明してくれた先輩社員の方々がすごく明るく、楽しそうだったのが印象的でした。その後、会社訪問をしてもやっぱり印象からずれることなく明るい社員さんが多くて、ここで働きたいと思ったんです。

Q.今、どんなお仕事をされているんですか?

最初は「ビジネスソリューション部 ビジネスサポート課」という部署にいて、今年4月に「技術部 ハードウェア構築課」に異動しました。最初の部署では、主に基幹業務と言われる会計や勤怠管理、人事関連のシステムなどのサポートを行っておりました。
現在の部署では主にパソコンやサーバーのセットアップやサポートなどを行っているので、サポートという側面は変わらず、ハードウェアの知識も必要になりました。ハードウェア構築課の中でも「福祉チーム」というところに所属しているので、取り扱うシステムは主に行政や官公庁向けです。

Q.異動は豊見山さんの希望ですか?

そうです。以前の部署もすごく好きではあったんですが、サポートだけでは解決できない問題に関しては、技術部にお願いすることがほとんどでした。そこに物足りなさというか、お客さまの困りごとに対して、最後まで関わりたいという思いがあって。もう少し業務の幅を広げたいと社長や上司に相談したところ、今の部署に異動することになったんです。今の部署では技術やハードウェアについても勉強させていただいていて、よりサポートの幅が広がったと感じています。システムは奥が深いので、全てを一括するとまではいかないにしろ、できる限りオールマイティに対応できる人がいたら会社にとっても強みになると思っていて。今はそこを目指しています。

Q.どんな時にやりがいを感じますか?

お客さまに弊社のシステムを喜んでもらえた時と、やり終えた後の達成感ですね。納品する時はもちろん色々準備して伺うんですが、想定外のハプニングが多いんです。たとえば訪問先の企業のセキュリティ状況によっては想定していた設定ができないとか。1つ1つ解決しないといけないっていう大変さはあるんですけど、それを終えた後の達成感が大きくて。目の前の出来事を「解決したい」って気持ちが学びに繋がるし、そのたびに知識と経験が増えるのが嬉しい。チームワークがしっかりしているので、安心して取り組めるというのも大きいですね。

Q.最後に、就活生の方たちに何か一言お願いします!

あえて一言で。「おもしろい会社あるよ」!

編集後記

凄いと思った点が二つあって、一つは「目の前の仕事に流されず、その奥にあるさまざまな課題を進めている」こと。日々の業務でクライアントの期待に応えながらも、浮かび上がる社会課題に立ち止まり、プロジェクト化し、ベストな状態になるまで詰めて、形にするバイタリティ。そのバイタリティは「挑戦できる環境」であることと「ATMS」が大きく関係しているように思いました。

もう一つは「とにかく社員さん同士の仲がいいこと」。取材に訪れた時、担当の方が席を外していると思ったら、「かくれんぼしてました!」とひょっこり。仕事仲間とかくれんぼしたことないな、と羨ましく思いつつ、仲の良さと、息抜きを堂々とする風通しの良さを感じました。

今回の取材では、記事に残せる量以上に素敵な話を伺うことができました。
もっと話を聞いてみたい、採用について質問がある!などがあればこちらから連絡できます。

この人事に会いたい!

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