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2021/12/24

トポセシアコラム:企業研究と業界研究ってどうやるの?

就活を始めると、よく耳にする「企業研究」や「業界研究」。

企業や業界について調べるのはなんとなく分かりますが、どのように調べたらいいのか、何のために調べるのか疑問に思う就活生も多いはず。

また、トポセシアでは「やりたいこと」を見つけるときには、「自分が知っている範囲からしか、選ぶことができない」とお伝えしています。

自己分析を終えて、いよいよやりたいことやなりたい姿、活躍できそうな状態が見えてきた後、それを叶えるプラットフォームとして企業を選んでいくわけですが、その際に知っている業界や企業が多いと選ぶ選択肢も増えてきます。

この記事では、企業研究や業界研究の目的、そもそも業界とは?を解説していきます!

そもそも業界研究や企業研究って?その違いは?

後ほど説明しますが、どの企業も何かしらの「業界」に属しています。

それは、提供する製品やサービスによって分類されており、大まかに「その企業がどんなことを行っているのか」を知ることができます。また、業界にはそれぞれ特徴や構造があるため、志望する企業の立ち位置を知ることができます。

そして、気になる業界の中でも、自分に合っている企業はどんな企業か、どの企業かを知ることは、企業選びに重要な情報です。そのために、どんな人や企業を相手に、どんな価値をどのように提供しているのか、働く人にとってどんな魅力があるのかを知るために行います。

業界とは?業種や職種との違いは何?

業界と、業種や職種の違いを知ると考えやすくなりますので、簡単にご紹介!

スケールの順に並べると以下の通りになります。

業種:企業が関わっている分野のこと(例:製造業、サービス業など)

業界:1つの業種の中で、提供している製品・サービスによって細かく分けたもの。

(例:製造業の中に、食品業界、繊維業界、医薬品業界などの業界が入る)

*総務省統計局による「日本標準産業分類」の大分類や中分類を参考にするのがおすすめです!

職種:企業の中で、各部署や社員が担当する役割(例:広告業界の中に、営業職、デザイナー、プランナーなどの職種がある)

なぜ業界研究や企業研究をした方がいいの?

「志望企業が見つかれば、業界研究はしなくていいの?」「そもそもなんで研究するの?」という疑問を持つ方も少なくないはず。

ここではどんな場面で業界研究や企業研究が役立つのかまとめました。

①就職後のミスマッチを減らすことができる

業界構造や企業について深く知っておくことで、自分が働く姿のイメージに繋がりますし、就活の軸や企業選びの軸とのミスマッチを減らすことができます。

また、知らなかった業界に自分に合った仕事があるかもしれないので、複数の業界の繋がりなども含めて研究しておくと良いでしょう。

②同じ業界でも、企業が異なれば働き方や提供する価値も異なる

例えば、ホテル業界に就職を希望しても、企業やそのランクによって提供するサービスや求められるスキル、得られるスキルは大きく異なります。それをもとに、業界内の立ち位置も変わってきます。

そのため、業界研究だけでなく、企業研究までしっかり行っておくと、イメージしていた仕事や働き方と違うというリスクを減らすことができます。

③面接で、業界や企業についての理解度を問われることがある

面接の質問として、自社のことや所属する業界への基本的な理解を問われるような質問をされることがあります。

調べておくとスムーズに答えられますので、しっかりと準備しておきましょう!

業界研究のやり方

①まずはどんな業界があるのかを知ろう!

1つの業界を調べる前に、世の中にはどんな「業界」があるのか先に調べておきましょう。

就活を始めるまで知らなかった業界や、業界同士の結びつきなど社会構造を知るために必要な情報を得られます。

「業界 一覧」などで検索して、できるだけ多くの業界名が書かれた一覧があると便利かもしれません。

②気になる業界を深掘りしていこう!

気になる業界があれば、その業界にはどんな企業が属しているのか、企業ごとのシェアや違い、提供しているサービスなどを中心に業界構造を見ていきましょう。

合わせて、その業界は成長しているのか、強みやリスク、置かれている状況を把握しておくと、企業研究にも繋がりやすくなります。

できる限り、先入観を外して考えられると、「これからは紙よりWebって思っていたけど、こんなにも大きな産業なのか」「求められるシーンは変化しているけど、むしろ需要は拡大している」など、重要なことを見落とすリスクを減ります。

その業界の名前でWeb検索して調べるのも良いですが、書店などに「業界地図」が販売されているので、最新のものをチェックすると分かりやすくて便利です。

企業研究のやり方

企業のホームページや多くの企業の情報が集まるプラットフォーム、過去のニュース記事や新聞で情報を得ることができますし、OBOG訪問や企業説明会で実際に社員や人事に会って質問をするのも深い情報が手に入るためおすすめです!

①まずは概要を知ろう!

正式な企業名、設立年、事業領域、企業理念、社員数など、企業のホームページを見ると「企業概要」のページに記載されているような内容は必ず初めにチェックしておきましょう!

②事業内容やビジネスモデルを知ろう!

細かな事業内容やその特徴、どのような人や企業を取引先として、どのような価値を提供して利益を得ているのか、しっかりと学んでおくことが重要です。

「小売業だから、こんな感じだろう!」と手を抜いて調べてしまうと、後で「小売業なのに、他の企業ではやってない事業が強み」というような重要な特徴を見逃してしまいます。面接で聞かれることもありますし、就活の軸や企業選びの軸との相性を考えるのにもベースとなります。

③中長期の計画も知ろう!

企業によっては、中長期計画書を公開している場合があります。

あなたが働くにあたり、仕事を覚えて活躍できるころには、この計画の多くが実行される段階にある可能性が高く、やりがいややりたいこととも大きく関わる部分。

また、その企業が成長できるのかも、考えることができます。

事業内容やビジネスモデルと合わせて、面接でも役立ちますので可能な限り調べておきましょう。

まとめ

ここまで、企業研究や業界研究の進め方、ポイントなどを紹介しました。

ここに書かれている内容だけでなく、目的に合わせた情報収集を心がけるとスムーズに進むかと思います。

良い就活のための企業研究や業界研究になるように、頑張っていきましょう!

記事を書いたメンバー

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トポセシア

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