KOKOROZASHI INTERVIEW
WEBマーケティング領域で、全国から依頼がくる沖縄を目指して。上流工程から一括で請け負うデジマールリンクスのお仕事とは
デジマールリンクス株式会社

デジマールリンクス株式会社は、東京に本社を構えるデジマール株式会社のグループ会社として、2024年10月に設立したWEBマーケティング会社です。
同社は東京を本社に置く沖縄企業にありがちな「東京で請け負った仕事の一部を沖縄で行う」スタイルではなく、全国各地から依頼されたWEBマーケティング案件を、上流工程から運用まで、一貫して引き受けるスタイル。
入社2年目の富永さんが「裁量権があるところに惹かれた」と語るデジマールリンクスの特徴や強み、働きがいについて、まずは代表取締役の喜納さんにお聞きしました!
Q:WEBマーケティング全般を取り扱う会社とのことですが、業務内容を詳しく教えてください。
親会社である東京のデジマール株式会社同様、広告の制作やWEBサイトを含めたクリエイティブの制作~ロイヤル顧客化(企業やブランドに強い愛着や信頼を持った顧客を増やすこと)まで、WEB広告を中心とした一連の集客をご支援させていただいています。
業界では“少し盛って話す”会社もありますが、うちは「嘘をつかない」を大事にする会社。成果は盛らず、お客様がやりたいと言ったことでも、効果の見込みが薄いと正直に伝え、別の最適な提案を行うよう会社全体で心掛けています。
Q.御社ならではの特徴や強みを教えてください。
クライアントとのコミュニケーションから実際の運用、オペレーションまでを一貫して請け負っていることが大きな特徴ですね。沖縄のWEBマーケティング会社の多くはクライアントとの関わりが薄く、オペレーションのみを担うことがほとんど。ですが、弊社は基本的に分業は行っておらず、クライアント企業のマーケティング事業部に”ひとり担当がついた”くらいの近さでコミュニケーションを取っています。クライアントからはやりやすいと好評ですし、働く人にとってもWEBマーケティングの本流を学ぶいい機会になるかなと思っています。
また、担当する案件は県外がほとんどで規模も様々。つまり沖縄にいながら、全国に通用するWEBマーケティングを学ぶことができます。口コミによる紹介や実績を見ての新規問い合わせが多いため、営業活動を行っていない点も特徴かもしれません。
Q.どんな人を採用したいと思いますか?
やはりクライアントワークなので、コミュニケーション力が高い方が合っていると思います。あとは探求心がある方。WEB広告を作る業務はイメージしやすいかもしれませんが、お客様に提案して、実際に通ったものをどうやって施策に移すかなど、細かいところは学生さんの時点では想像が難しいと思うんですよ。僕も業界に入るまで何も分からなかった。しかも弊社は下積み期間が短く、約半年のOJTで主担当を任されるという実践派。新しく覚えることが多く、クライアントが求めるものも会社によって違うので、そこに対して前向きに取り組めるような方が合っていると思います。
Q.御社ではどんなスキルが身につきますか?
包括的なマーケティングスキルですね。これからどんどんAIが普及していく中、作業的な仕事はなくなる可能性がありますが、ディレクション人材は今後も需要があると言われています。もともと沖縄県民の柔らかい人柄は、人と人を繋ぐディレクターとしての素質が高いと思っているんです。加えて、コロナ禍によってオンラインでのコミュニケーションも一般的になりました。沖縄という立地でも、ディレクション領域で活躍できるチャンスが広がってきていると感じています。
Q.沖縄からWEBマーケティングを担う意義や、感じている手ごたえはありますか?
沖縄のマーケティング会社として多くの実績を残すことで、沖縄×マーケティングのイメージアップに繋げたいです。今はどうしても「マーケティングをお願いするなら、東京の大手がいいよね」みたいなイメージがある。そうじゃなくて、沖縄に直接相談が来るようになればいいなと思っています。
次に、入社2年目の富永さんにお話を聞きました。
Q.デジマールリンクスさんに入社したきっかけを教えてください。
僕は昨年6月に入社したのですが、その前は大学卒業後に10か月ほどカナダに留学していました。帰国後初めて入社したのが弊社なので実質、新卒入社ですね。最初は大学で学んだ英語力を生かせる業界を探していましたが、英語と掛け合わせられる別の軸があった方が将来的にいいかなと思い、県内の広告業界から検討することにしました。
最終的にデジマールリンクスに決めたのは、業務を一気通貫でできる点に魅力を感じたから。飽き性なので、レポートや調整、運用だけだと飽きてしまう気がして。裁量権がある環境でお客様と接しながら働きたいと思い、弊社に決めました。
Q.現在、入社2年目とのことですが、どのような業務を行っていますか?
クライアントの課題をヒアリングして、提案、運用、運用状況の報告まで一連の業務を担当させていただいています。成果が出ていなければなぜ出ていないのかも分析し、率直にお伝えします。弊社はどちらかというと、大規模な研修会を行って手厚く教育する文化ではなく、早く一人立ちさせて、やりながら学んでいく文化。ですので僕も、もちろん上長に相談しながらですが、入社して半年後くらいから一連の業務を任せてもらっています。
Q.どんなところにやりがいを感じますか?
やはり一番は裁量が大きいところですね。良くも悪くも成果が数字に表れるので、提案や改善策がうまく結果に繋がった時も嬉しいです。会社全体に「やりたいことがあればどんどんチャレンジしてね」という雰囲気があるのも楽しい。チャレンジできる分、失敗もしますが、そこからまた知見を増やしていけるので、経験がすべて身になっている実感が持てています。今後もたくさん経験を積んで、自分の市場価値を高めていきたいです。
Q.2年目とのことですが、これまでに成長を実感する瞬間はありましたか?
県外企業の担当者さんや代表の方が集まる提案の場に参加した時ですね。こういう時、いいことだけをつまんで報告すれば先方からはあまり突っ込まれないのですが、それだとお客様が求めている部分には到達しません。弊社のバリューの一つに「嘘をつかない」という言葉があるので、その指針に沿って、先方からの相談や要望を丁寧に聞きながらも鵜呑みにせず、自分たちが本当に価値のある方法を提案しました。めちゃくちゃ緊張しましたが、こういう場が持てるのはありがたいですし、建前じゃなく本質を言わないといけないから、学ぶことも多いです。
Q.今後チャレンジしたいことはありますか?
今後は、予算の規模が大きいところを担当してみたいです。今は月300万円くらいの予算感の案件を扱うことが多いのですが、上長や代表は自分が持っている案件より一桁多かったりするので。予算が上がると改善施策の幅が広がるので、もっといろいろなことにチャレンジできる。ぜひそこに挑戦したいと思っています。
編集後記
デジマールリンクスのバリューのひとつである「嘘をつかない」とは、ストレートでありつつ、解釈の幅が大きい言葉だなと思いました。その言葉を入社2年目の富永さんがしっかり咀嚼し、成長に繋げていることに感銘を受け、どのように浸透させているのか喜納さんに尋ねると、こんな答えが。
「定期的に社訓を読み上げるなどはやっていません。その代わり、意思決定や判断の場では必ず“バリューに沿っているか”を確認しています」。加えて「元々そういう方が集まっている会社だなと思いますね。他人を軽んじるような人はいませんし、一緒に働く人に対しても自然と敬意を払えるような人が揃っています」とも教えてくれました。
「嘘をつかない」を誠実さに昇華できる人材が集まっているんだなと納得。そしてその素養が伸びやすい会社なのだなとも。富永さんと話していて感じた、入社2年目とは思えない貫禄も腑に落ちました。
今回の取材では、記事に残せる量以上に素敵な話を伺うことができました。
もっと話を聞いてみたい、採用について質問がある!などがあればこちらから連絡できます。
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