コラム
2025/12/09
【2025年10月最新調査】いよいよ選考本番?3人に1人が選考を経験済み!27卒就活レポート
今回、トポセシアを利用している27卒の学生を対象とした最新の就職活動状況調査(2025年10月実施)から、皆さんの就活の「今」と「これから」に役立つリアルな情報をお届けします!
*以下のデータで提示する割合は、全てトポセシアを利用している27卒学生でアンケートに回答してくれた数を母数としています。
ついに「実戦」開始!3人に1人が選考を経験済み
10月の就活市場における最大の変化は、インターンシップを中心とした「情報収集フェーズ」から、採用直結の「実戦フェーズ」へと明確にシフトしたことです。

選考経験者が約2.5倍に急増
「既に選考を受けたことがある」と回答した学生は、9月の11.9%から10月には29.5%へと倍増以上になりました。
トポセシアを利用している27卒学生の約3割が、インターンシップ選考や早期選考ですでに面接などの「実戦」を経験している計算になります。
単独説明会への参加増加と合説参加の高止まり
企業の単独説明会に「6社以上」参加した学生が、46.3%(前月比+10.6pt)に増加しており、企業との接触頻度が確実に高まっています。
一方、「合同説明会に一度でも参加したことがある」学生の割合は96.8%(前月比+ 5.1pt)となり、ほとんどの学生が夏から秋にかけて何らかの合説に参加済みです。
内定者の出現
まだ少数ではありますが、10月時点で「既に内定を持っている」学生が3.2%(前月比+0.8pt)存在しています。
「沖縄の就活はゆっくり」と言われることもありましたが、27卒に関しては早期化の波が確実に届いていることがわかります。
悩みは「自己分析」から「面接の具体策」へ激変
活動のフェーズが進むにつれて、学生が抱える「悩み」の中身も具体的になっています。

「面接対策」が最大の悩みに
9月まで不動のトップだった「自己分析(50.0%)」は43.2%に減少し、代わって「面接対策(62.1%)」が突出した1位となりました。
より実践的な問いへの壁
面接対策の中でも、特に以下の項目への悩みが顕在化しています。
- 志望動機(33.7%)
- 将来の理想像・5年後の社会人像(36.8%)
「自分は何者か」という内向きの悩みから、「企業にどう自分を売り込むか」「将来をどう語るか」というアウトプットの悩みへ。
まさに、選考の壇上に上がったからこそ直面する壁と言えるでしょう。
「やっぱり沖縄」県内志望が過半数に
志望企業に関しても、大きな決断の時期に来ています。
県内志望が初めて半数を超える
「沖縄県内のみを志望する」と答えた学生の割合は、8月・9月は46%台で推移していましたが、10月に入り50.5%と初めて半数を超えました。対して、これまで多数派であった「県外志望」と「県内・県外どちらも視野」の合計(48.4%)を逆転しています。
これは、夏休みの間に県外企業も含めて様々な企業を見て回った結果、現実的な選択肢として「やっぱり地元・沖縄で働きたい」と希望する就活生が増えたことを示唆しています。
また、9割以上の学生がすでに「第一志望の企業」を決めているというデータもあり、志望先がかなり絞り込まれていることがわかります。
使うツールが激変!SNS離れと「早期・後期」の違い
志望先が固まるにつれ、情報収集ツールも「広く探る」ものから「確実にエントリーする」ものへ変化しています。
県内特化ナビの利用が爆発的に増加

マイナビが以前として圧倒的な利用率(92.6%)である一方、県内志望の高まりと連動し、地元の就活ナビサイトの利用率が急伸しました。
- タイムスナビ:9月 4.8% → 10月 21.1%(約4.4倍)
- りゅうナビ:9月 15.5% → 10月 27.4%(約1.8倍)
一方で、Instagram(50.0%→43.2%)やLINEオープンチャット(30.0%→26.3%)の利用率は低下傾向にあります。
なんとなく情報を探すフェーズが終わり、具体的な選考情報やエントリー機能を求めて、ナビサイト等の「公式情報」へアクセス先が変わったためと考えられます。
「早期スタート組」と「夏以降スタート組」の決定的な違い
今回のレポートでは、就活を5月以前に始めた「早期層」と、6月以降に始めた「後期層」の行動パターンの違いについても分析を行いました。

- 早期層は「オファー型サービス」も活用
早期層は、「OfferBox (早期層 12.8% / 後期層 9.0%)」や「キミスカ (早期層 4.6% / 後期層 0.0%)」といった逆求人(オファー型)サイトの利用率が高い傾向にあります。 - 情報感度の違い
早期層はInstagramの利用率も高く(早期層 55.1% / 後期層39.3%)、多様なチャネルで情報を「取りに行く」姿勢が見られます。
早期層は自分から情報を探しつつ、オファー型サイトで企業からのアプローチも待つ「攻めと待ち」のハイブリッド型。対して、後期層はナビサイトなどの媒体に並んだ情報から選ぶスタイルになっていることが見えてきます。この点については、シンプルに媒体の情報解禁以前で情報収集できるものがSNSやオファー型のものに偏るという当然の背景も存在します。
もし、ナビ媒体以外の情報収集を知らなかったという方は、一度情報収集方法を広げてみても良いかもしれません。
まとめ:10月は「移行期」。実戦対策で差をつけよう!
今回の調査から見えてきた、2025年10月時点の就活市場のポイントをまとめます。
- 選考フェーズへ完全移行:3人に1人が選考経験済み。
- 具体的なアウトプットの壁:「面接対策」が最大の悩みに。
- 地元回帰:県内志望が過半数を超え、県内ナビ利用が急増。
- 情報の取捨選択:SNSから公式ナビへ、情報源がより実務的に。
周囲は確実に「実戦モード」に入っています。
「まだ面接を受けたことがない」「志望動機が書けない」という方は、ぜひ早めのアクションを!
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