2023/08/29
トポセシアコラム採用記事『学生の夏休みこそ長旅に出るべき!』
毎月変わるテーマでコラム記事を募集する企画の7月採用記事を公開!
7月のテーマは「大学時代の夏休みに、やっておきたいこと・やっておくべきこと」!
時間を自由に使える大学生時代の夏休みは、人生の中でも特別な時間かと思います。
そんな夏休みにやっておきたいこと・やっておくべきことをテーマとして、コラム記事を募集。
大学生の方は、遊びでも、勉強でも、そのほかでも、この夏やりたいことを。
社会人の方は、大学生時代を振り返って、夏休みにやっておけばよかった、これをやっておくのがおすすめ!のような、大学生が参考にしたくなるようなコラムを募集しました!
学生の夏休みこそ長旅に出るべき!
3年前に沖縄の大学を卒業した26歳の社会人です。
大学生の夏休みにやっておくべき!と思うことは、「何も気にせず、長旅に出る」です。
留学とか、ワーキングホリデーのような長期滞在ではなくて、1週間前後の何も気にしない長旅。
社会人になっても旅行に行くことはできるし、学生の頃より高い予算で旅行に行くこともできるし、なんなら今の方が旅行が楽しく感じます。
仕事があって、いつでも行けるわけではないので、旅行の時間がより一層特別に感じられるのも社会人の醍醐味かもしれません。
でも、”何も気にせず”という旅行、しかも”長旅”は、大学生の夏休みならではの楽しみかと思います。
僕がそう思うようになったきっかけは、大学2年生の夏休みに行った「FUJI ROCK FESTIVAL」!
その年は、大好きなRED HOT CHILI PEPPERSがヘッドライナーの年で、しかもフジロックが20周年のアニバーサリーイヤー。
レッチリが出演するならめちゃくちゃ行きたいけど、1日券で20,000円、3日通し券になると46,000円。でも、せっかく行くなら3日通し券の方がいいな、でも旅費もかかるしな、みたいなことを考えて迷っていました。
「行きたいけど、どうしよう。」とSNSに投稿すると、10年連続で通っているフジロッカーの大先輩が「一緒に行こう!好きなアーティストはいつまで活動してくれるか、生きてくれるか分からないよ。」とお誘いが。
今っぽくいうと、“推しは推せる時に推せ!”。
その大先輩は学生の頃に、「次のライブでQUEENが見れたらいいや!」と先延ばしにしているうちに、フレディ・マーキュリーが亡くなったことで大好きなQUEENを1度も見ることができなかったことを後悔しているのだそうです。
その言葉とストーリーに押されて、5泊6日のフジロック旅へ。
国内旅行で5泊もしたのは、後にも先にもこの旅行だけです。
東京から高速道路で新潟・苗場スキー場まで向かい、ついに初めてのフジロック!
宿泊するテントが急斜面だったり、昼と夜の寒暖差がすごかったり、旅費でお金を使いすぎてお腹を空かせたり、5000円を落としたり、見たことないくらい質素なシャワーに入ったり、初めてのフジロックはとにかく過酷でした。
でも、楽しみにしていたRED HOT CHILI PEPPERS以上に、世界中から集まったアーティストが最高で、今まで聞いたことがないような音楽に3日間感動し続けました。
毎日、ヘトヘトになるまで良いライブを探して歩き続ける最高の3日間。
国籍問わず、たくさんの友達ができたのもすごく良い思い出です。
こんなに感動したフジロックですが、社会人になってからは1度も行けていません。
フジロックに行けるような長い連休を取るのが難しかったり、電波が不安定な会場で仕事の連絡が来たらどうしようと考えてしまったりと、”何も気にせず、長旅に行く”のが難しくなってしまったからです。
全ての社会人が時間や移動に制約があるとは限りませんが、学生ほど自由がない場合が多いように感じます。
今となっては、フジロックに限らず、学生の頃に何も考えず、もっと長旅をしておけばよかったと思います。
何の心配もせず、ただただ自分の関心が向くままにアンテナを貼って、数日〜数週間動き続けられる時間は生きている中でそうないはずです。
特に旅先で価値観が変わる必要もありませんし、何かを学ぶ必要もありません。
とにかく何も考えず、思いつくままに色々な場所に時間も気にせず行ってみるという経験自体が自分の宝物になると思います。
そこで、思いがけないことにも出会えるかもしれませんし、好きなものが増えるかもしれません。
簡単には行けない場所や少し時間がかかってしまうような場所は、特に学生さんにおすすめかと思います。
ぜひ自分の関心が向く場所に、何も気にせず、長旅に出てみてください!
そして、できればフジロックにも行ってください(笑)