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2022/03/03

トポコラム:初心者向け!グループディスカッション対策

今回は、採用試験の選考方法としてよく用いられるけど、苦手意識のある就活生も多い「グループディスカッション」について解説します。

基本的な形式、選考中に絶対意識して欲しいことや進行の流れなどを紹介していきます!

ここで身につけたことは、就職活動だけでなく社会人になってからも活きますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

グループディスカッションの形式

人数は5人前後、ディスカッションの時間は20〜30分程度が多いようです。

人数や時間が変わっても、ディスカッションのコツは基本的に変わりませんが、この2つでアイデア出しや議論のペース配分が大きく左右されることを頭に入れておきましょう。

人事や選考官は何をみているの?

企業や他の選考方法との組み合わせによって違いはありますが、以下の4つが判断基準とされる場合が多いです。

①論理的思考

アイデア出しや議論を進める上で、論理的思考のもと発言されているか。独りよがりなものや分かりにくい発言は避けておくと良いでしょう。

②積極性

就職活動の様々な場面で求められることではありますが、グループディスカッションでは発言の仕方や役割の担い方で判断されます。

③協調性

良い意見を出せるか以上に、グループのメンバーと話し合いながら建設的に意見を導き出せるかを重要視することが多く、他者の意見の受け取り方や態度で判断されます。

④リーダーシップ

役割として司会やリーダーを担う際は議論をまとめたり、進めることが求められます。ただし、強引に進める形を取ると、協調性がないと判断されてしまうため、注意が必要です。

よくあるテーマ

その企業が属する業界や業種に関すること、社会問題や時事問題、働き方、生き方がテーマになることが多いです。

例えば、化粧品業界が新しい売り上げを上げるためには?、男性の育児休暇を採用すべきか?、待機児童を減らすためには?など。

必ず意識すること

まず、必ず意識して欲しいことは以下の2つです。

・積極的に話すこと
・全員で合格しようという気持ち

他の人に遠慮してしまったり、変なことを言ってしまうのが怖くて発言できない人がいます。しかし、それでは選考官はあなたのことがよくわからないため、評価ができません。

まずは、失敗してもいいので発言することです。

その発言が良かったか、悪かったかを判断するのは、選考官に任せましょう。

また、同じグループ内のメンバーを「敵」と捉えて、自分の意見を何としてでも通そうとする方を時々見かけますが、グループディスカッション中はグループ内の人は「仲間」です。

雰囲気が良ければグループ内の全員が合格することもあるそうなので、「全員で合格するためにどう進めていくといいかな?」と意識して話すことも大切です。

実際の進行の役割と流れ

グループディスカッション中は、進行に必要な役割を担うことがあります。

代表的な役割が、司会(リーダー/ファシリテーター)・タイムキーパー・発表者・書記の4つ。

司会:議論の進行を担当。意見を促したり、アイデアをまとめて結論に導く必要があります。

タイムキーパー:グループディスカッションには時間制限があるので、初めに決めた時間配分の通りに進んでいるかチェックします。

発表者:議論の結論を発表する役割。

書記:発言を書き出したり、メモを整理したり、結論を書き出す作業を行います。議論が迷走した場合は、メモを見せて再度軌道修正することに役立ちます。

全体の流れを知っておくと、話の流れに置いていかれなくなり、終わった話を掘り返すことも減るので「この子はちゃんと話についていけているな」という印象を持たれやすいです。

そのため、よくあるグループディスカッションの進行の流れを確認しておきましょう。

【進行の流れ】
①時間配分の決定
②課題の定義
③アイデア出し
④まとめ(発表練習)

例えば「ブラック企業をなくすためには?」というお題が出たとします。

まずは、課題の定義・意見交換・まとめに、それぞれどのくらい時間を使うかを決定します。

続いて、課題の認識をグループ内で揃えます。

例えば、今回の「ブラック企業をなくすためには?」というテーマは抽象的で、参加者それぞれで認識が異なる場合が多いです。

“ブラック企業”という概念についても、休日出勤させる会社?法律を守らず、お給料を払ってくれない会社?やりがいのない仕事ばかりさせる会社?など色々な解釈があります。

“なくす”というゴールについても、社長や役員が意識を改革すること?その会社が倒産すること?という認識の違いをすり合わせておかないと同じ目的に向かって話し合いするのが難しくなります。

この認識が揃っていないと、すぐ話が振り出しに戻ったり、議論がうまく交わらなかったりなど、場が混乱してしまいます。それぞれの考えを挙げて、違いをすり合わせておくと良いでしょう。

そして、実際に「なくすための方法」についてアイデア出しをして、議論の上で内容をまとめていきます。

余力があれば、気を付けておきたいこと

ここまで完璧!という人には、さらに以下の2つに気を付けて欲しいです。

・頭ごなしに否定しないこと
・経験を積んで、慣れること

頭ごなしに否定してしまうと「意見が否定されるのでは」と思われ、他の人もどんどん発言しづらくなり、グループ内の雰囲気が悪くなってしまいます。これだと「全員が合格するグループ」にはならないですよね。

あなたが選考官の立場なら、意見を否定してばかりの人を採用したいとは思わないはずです。

自分と違う考え方に反対意見を言いたい時は、一度「なるほど」や「いいかもね」と受け入れてから、「でも、私は〜と思ったんだけどどうかな?」「この視点から考えてみるとどうかな?」と提案してみるのがおすすめです。

「Yes and」という話し方になりますが、しかし・でもなどの逆説を控えて、それなら・〜だとなどのポジティブに聞こえる言葉で、意見を深掘りしたり、多角的にしていく手法もありますので意識してみるのもいいでしょう。

人間は暗い表情・低いトーンで言われたことは否定的に捉えやすいため、笑顔で明るく話すことも大切です。

また、グループディスカッションはとにかく場数を踏むことで流れや発言の仕方、アイデアの引き出しを身につけることができます。

特に第一志望の企業にグループディスカッションの選考があるなら、その前に他の企業の選考やイベントで何度か経験を積んでおくことがおすすめです。

記事を書いたメンバー

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