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2021/09/27

トポセシアコラム③「いい就職活動とは何か?」

いい就職活動とは何か

「いい就職活動」とはなにか。語る人によって意見が分かれそうなことですが、Topothesiaでは「自分の“持ち味”を活かして“活躍し続けられる”会社と出会うこと」を「いい就職活動」と皆さんにお伝えしています。「活躍し続ける」ことができる会社や組織を見つけていくことがなぜ大事か。「活躍」といっても大事なことは、まず自分が仕事として取り組むことで成果を上げることが前提となります。つまり仕事として任されていることを、一つひとつやり切る経験をしっかり積んでいくことが、皆さんのキャリア開発においてとても重要なのだということですね。

 

なぜ活躍できる企業を見つけることが重要なのか?

なぜそういった活躍をしていくことが、キャリア開発において重要なのか。過去に僕自身も上司から「厳しい経験とかしんどいことにも逃げずに取り組み成功体験を積む中で、少しずつ“自己信頼”が積み上がっていくよね」と言われたことがあります。自己肯定感みたいなことかと思い、改めて“自己信頼”について調べてみたら2012年のワークス研究所の記述があり、自己信頼とは“現在の自己、将来の自己に対して信頼と希望をもっていること”とありました。

 

“自己信頼”を構成する3つの要素

さらに、その記事の中では自己信頼は“①良好な人間関係”、“②自分への信頼”、“③未来の希望”から成り立っているとありました。下のグラフを見てみると、特に20代は“①良好な人間関係”、“②自分への信頼”はそれほど高くない状態ですが、“③未来の希望”を持ちやすい(年齢的にまだまだ若く、未来への希望は高い)。30代以降は“③未来の希望”が低くなっており、それと比較してスキルや能力、ポジションが上がっていくことなどを踏まえ“②自分への信頼”が高くなっていくことで自己信頼は上がりやすいように読み取れます。つまり、自分の仕事で成果を上げ成長すること(スキルや考え方も含む)、自分のポジションが上がる(出世する)ことが、とても大事な時期になるということでもあります。活躍できない組織を選んでしまうと、結果的にこういった点でのキャリア開発が進まないということにもなりかねない。だからこそ「活躍できる」会社・組織を選ぶことが大事といえるのではないでしょうか。

また自分への信頼が生まれてくると、自分なりの判断軸や価値基準も生まれてきます。だんだん自分の判断に責任を持てるようにもなるということです。スキルや知識が増えることも大事ですが、立場が上がり責任が伴う立場となったときに、自分の判断に責任が持てない状態ではどうしようもないですよね。なので繰り返しではありますが、この自己信頼を積み上げていくこと、そのためにも目の前の仕事で結果を出していくことがとても大事だということなのです。

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良好な人間関係は自ら築ける

グラフの話に戻りますが、どの年代にも共通して言えることは①の人間関係、特に周囲からの“信頼”を得られるかということはとにかく重要。ただし、その周囲との人間関係というのは、結局は自責とか前向きさとかそういう取り組む姿勢と、与えられる仕事をやり切ることでしか周囲からの信頼は得られないものでもあります。年齢や役職は関係なく、“良好な人間関係”は周りから与えられるものではなく自分次第で築けるものであるとも言えますね。活躍するということはこんなところにも大きな影響を与えてくるのです。だからこそ学生の皆さんにおいては仕事を選ぶうえでも、自分が熱中できることに向き合い“やり切る”経験を持てるような仕事や会社・組織を探して欲しいですし、社会に出てからも仕事を通じ周囲との関係を築きながら、未来への希望を持ち続けることを大事にして欲しいなと思います。

 

記事を書いたメンバー

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トポセシア

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