コラム
2022/06/15
トポセシア卒業生インタビュー④:玉城侑汰さん(23卒 Sansan株式会社入社)
トポセシア卒業生インタビューでは、就職活動時にトポセシアを利用していた先輩に話を聞いていきます。
今回は、2023年卒で営業やマーケティングをサポートするツールを提供する県外企業、Sansan株式会社に入社予定の玉城侑汰さんにインタビュー。
早めに就活を始めて、とにかく行動しながら自分自身の考えを磨いていった玉城さん。
県外就職に葛藤しながらも、自分の将来像に向けてストイックに就活を頑張った先輩就活生です。
ぜひ読んでみてください!
玉城さんが就活を始めたのはいつ頃ですか?
2年次の後期に半年間休学をしたので卒業年がずれて23卒になりましたが、友達に合わせて22卒と同じタイミングの11月に就活を始めました。本格的に始めたのは、その後の3月からですが、1年半くらい就活をしていたことになりますね!
その頃に、22卒の友達がトポセシアを利用していたので、僕も利用し始めました。
事業責任者のてらじさんに面談でフィードバックをもらったり、イベントで人事に直接アウトプットできる機会があったりと利用してよかったと思います。就活は勉強と違って、周りとのレベル感が分かりづらいので、そこを把握する機会にもなりました。
なるほど!22卒の11月となると、沖縄で最速のスタートかと思います(笑)まずは何から始めましたか?
とりあえず、合説に行きまくってました!
色々な企業を見て、自分の向き不向きを知ることができたので、本格的に就活を始めた3月には志望する業界が大まかに決められていました。
3月には決められていたというのも驚きますね!サマーインターンには参加しましたか?
サマーインターンにも参加しました。
県外も含めて大手を中心に参加していたのですが、熱量やレベルの高い環境に惹かれて県外就職もいいなと思い始めました。
県外出身の学生には優秀な人が多くて、グループディスカッションやワークでは特に頭の回転の速さにびっくりしたのを覚えています!でも、その環境で「調整力」や「状況把握」という持ち味を活かしてファシリテーターを積極的に担当したことで、ハードな環境の中でも成長できたと思います。
中高生時代の部活でリーダーの役割をすることが多くて、そこで培った調整や状況を把握する力が発揮できました。
それで県外就職を決めたんですか?
いや、正直なところ内定をもらった後も迷っていました(笑)
IT業界に決めたことや、もっと細かいところだとマーケティングや営業ツールを提供する企業に決めたことの理由を話してもいいですか?
気になります!ぜひ!
大学1年次の頃に行ったベトナムでストリートチルドレンと出会って、「これに対して何かできないか?」と思ったことがきっかけで、”貧困”の解決に興味を持ったんです。
沖縄に戻ってきて解決方法を調べてみると、自分が生まれ育った沖縄にも貧困問題があることを知って、その原因のひとつとして労働生産性の低さがあることも知りました。
その解決方法としてキャリア教育を取り入れたら、中学生くらいの頃から目的意識を持って職業選択を進められて貧困を減らせると思ったのですが、母から「あんたにキャリアがないのに、どうやって教育するの?」と辛辣な言葉をもらってしまい、自分でも納得して(笑)
また貧困の解決方法を学んでいくと、沖縄の労働生産性が低い原因のひとつとしてITが上手く普及していないことを知りました。
そこでIT業界に決めたわけですね?
そうなんですが、IT業界の将来性を踏まえて、自分の将来価値を高められることも大きな理由のひとつだと思います。自分の価値を高められるという意味では、サマーインターンでも感じたレベルや熱量の高い県外就職も魅力的に感じました。
でも、家族や友達がいる沖縄に残ることと比べて、県外就職を迷ってしまったのも正直なところです。やっぱり大切な人が多くて、故郷の沖縄に貢献したいという思いは強くて。
僕は「地方企業の発展に寄り添えるか」「機会格差や情報格差をなくせるか」「チームの一体感」の3つを就活の軸としていました。その軸を叶えるためには、県外のシビアな環境でITやマーケティング、営業に関することを学んでレベルアップして沖縄に帰って来る方がいいと思ってIT業界と県外就職を決めました。
また、高校生の頃に生徒会長をしていて、その期待に応えようと自分の殻にこもってしまった経験から「自分らしく生きられる社会を実現したい」という思いも強くて、その自己実現ができる自分になるために考え抜きました。
目標に対してストイックに頑張った姿が想像できます。そんな就活の中で、苦労したことや頑張ったことは何ですか?
早期選考で7社受けたのですが、5社に3次選考で落ちてしまった時は本当に苦しかったです。
学チカや自己PRはしっかり準備できていたので問題なかったのですが、将来像など自己分析を突き詰めた部分になると上手く答えられなくて。
そこで、さっき伝えた「自分らしく生きられる社会を実現したい」というような自分の将来像をはっきりと答えられるまで考え抜きました。その結果として、自分の将来像に重なるSansan株式会社の内定がもらえたと思います。
早期先行で落ちてしまった後も、しっかりと対策できたのは早くから動いた玉城さんだからこそだと思います!後輩就活生にも早期での就活をおすすめしますか?
就活は早めに始めるべきですね!
理由は2つあって、1つ目は、早い段階にインターンシップに参加しているとリクルーターがついたり、色々なアプローチを取ることができるので良い企業に行きたいなら有利になると思うからです。
2つ目は、本選考の頃から始めると遅いからです。早めの段階から、就活の軸とか自己PRは重要な要素になると思うので、早めに動いてブラッシュアップして本選考を迎える方が良いと思います。沖縄県内だと、早く始めてそこまで動けている就活生は少ないので、差がついてくるかと思います。
最後に、就活生にひとことエールをお願いします!
就活をしていると苦しい時期もあると思うんですが、「自分はこうありたい」「将来はどうなりたい」ということを集中して考えられる、自分の人生に向き合えるいい機会だと思います。
ぜひ納得のいく就活につながるように頑張ってください!