コラム
2022/09/18
【新卒就活】どんな基準で選べばいいの?企業選びの目的や考え方を解説!
就職活動のプロセスで欠かせない、企業選び。
自己分析や企業研究・業界研究、インターンシップ、OBOG訪問を経て固まってきた「就活の軸」に合わせて、第一志望や選考を受ける企業を決めていきます。
その際に、自分が志望する企業をどのように選んでいいか分からない就活生も多いはず。
志望企業を選ぶには、自己分析やインターンシップなどの経験しておくべきプロセスや、整理しておくべき項目が多いので、ここではアウトラインとして全体像をポイントごとに解説していきます。
企業選びとは?その目的は?
企業選びの目的は、単純に自分が志望する企業や企業群を選ぶことではありますが、トポセシアではもう一歩踏み込んで、「自分の持ち味を活かして活躍し続けられる企業を見つけること」としています。
例えば、関心のある分野だけど自分が活躍しづらい企業を選んでしまうと、思うように仕事ができず、その先のキャリアを描くことやスキルを身につけることが難しくなっていく場合があります。
そのために、”自分の持ち味を活かして活躍し続けられる企業”を選んでいく必要があります。
また、内定を複数もらったときに、どちらの企業に入社するか考える基準としても活かすことができます。
↓持ち味とは?
就活の軸とは?
企業選びの基準にもなる「就活の軸」について簡単に解説していきます。
簡単にいうと、「企業や仕事を選ぶときにここだけは譲れないという軸」のことですが、すぐ浮かんできそうな勤務地や労働条件、給与額ばかりでは企業選びに活かすことが難しい場合があります。
自分に合った企業をきちんと選んでいくためには、「その企業で働く目的」「その企業でどのように成長したいか」まで、踏み込んで考えると良いでしょう。
現在の自分と将来なりたい自分像とのギャップを埋めるためには、どのように成長していく必要があるかを考えると就活の軸が見えてきます。
面接でも聞かれることが多いので、しっかりと考えて言葉にできるようにしておきましょう。
↓就活の軸の詳しい解説はこちら
企業選びの考え方・ポイント
企業選びの考え方を手順ごとに解説していきます。
①自己分析で「持ち味」を考える
まずは、自己分析で自分の「持ち味」を知っておく必要があります。
持ち味とは、「過去に熱意を持って行った取り組みの中で、共通して発揮している人物特性」のこと。
過去の経験を整理して、「こんなシチュエーションでこんな力を発揮していることが何度もある!」というような持ち味を見つけていきます。
↓自己分析の解説はこちら
②色々な企業を見て、色々な働き方を知っておく
自分が知っている範囲からしか、企業や仕事を選ぶことはできません。
そのために、インターンシップやOBOG訪問、説明会や座談会を通して、色々な企業や働き方を知っておくと良いでしょう。
自分が志望していない業界の企業も見ておくことで、なぜその企業・業界じゃないのか、どのように自分は志望企業や理想の働き方を考えているのかを知ることができます。
そのためには、とにかく幅広く色々な企業と仕事、働き方を知っておきましょう。
多くの企業や働き方を知っていると、どんな企業に入ると自分が思い描く成長が実現できるのかをイメージすることができますし、その精度も高まってきます。
③自己実現・将来の理想像を考える
ここまでで、現在と将来の自分のギャップを埋めるためにどのように成長すべきかを考えると「就活の軸」が見えてくる、また、その就活の軸は企業選びの軸にもなるとお伝えしました。
現在と将来の自分のギャップを考えるには、自己実現・将来の理想像をイメージしていく必要があります。
「誰のために、どんな価値提供ができる人になりたいか」を考えていくと、具体的に自分の将来像を考えられるはずです。
「こんなことができるようになりたい!」という理想像でも悪くないですが、仕事というのは誰かに価値提供をして、その対価を継続して得ていくということになるので、「誰にどんな価値提供ができるか」は仕事を通した自己実現にとって重要なポイントになるわけです。
日本や沖縄のためなど、大きなスケールでなくても構いませんので、自分に嘘をつかず考えていきましょう。
考えるのが難しいという方は、
①何のために働きたいか?どういった目的のために働きたいのか?を3つあげる。
②3つの優先順位と、その理由を考える。(自分がなぜその目的にこだわるのか)
③上記を踏まえて、自分自身はどんな対象に、どんな貢献/価値提供ができるようになりたいか
の手順で考えていくと、自己実現や理想像を考えるヒントになると思います。
④現在の自分と将来の理想像とのギャップを考える
現在の自分と将来の理想像とのギャップを埋める成長できる企業を選ぶのが、企業選び。
そのギャップがどんなものなのか考えていきましょう。
例えば、「沖縄の社会課題を解決する事業を作れる人になりたい」という自己実現を描いている場合、事業を作る経験やスキルがない、そのために協力してくれる人を知らないというのは成長する必要がある重要なギャップです。
今の自分がそのスキルや経験を持っていないことは恥じることではありませんので、正直に考えていきましょう。
⑤将来の理想像に向けて成長できる企業を選ぶ
前の項目で考えた現在の自分と将来の理想像とのギャップを埋めるには、どのような成長をする必要があるのか、そのためにはどんな企業でどんな仕事をすべきなのかを考えます。
ここで重要なのが、自己分析で考えた「持ち味」です。
その持ち味を活かして活躍する過程で成長していける企業や仕事を、しっかりと選んでいきましょう。
ここで考えたことは、志望動機にも繋がっていきますので、言葉にできるくらい具体的に考えていくのがおすすめです。
企業選びにおいて重要なこと
企業選びにとって重要なポイントをいくつかお伝えしていきます。
入りたい企業より、自分が活躍できる企業
入りたい企業に軸や自分の持ち味を合わせることはおすすめできません。
偽った自分で企業選びをしてしまうと、入社後にミスマッチが起こってしまったり、上手く活躍できなかったりと就活後に後悔してしまいます。
狭い選択肢から選ばないようにする
前にも書いたように、自分が知っている範囲からしか企業や仕事は選ぶことができません。
そのために、就活の早い段階で色々な企業を見て、色々な働き方や仕事を知っておきましょう。
ランキングなどに左右されすぎない
毎年、アンケートを通して集計された「企業選びの軸ランキング」などが発表されます。
自分にない視点を得るために活用するのは良いことだと思いますが、上位にランクインしてるからといって、その基準が自分にとって重要な項目とは限りません。
自己分析から現在の自分や持ち味を抽出して、将来像との間にどんなことが必要かしっかりと考えて軸を見つけていきましょう。
まとめ
企業選びの全体像や考え方を解説しました。
今の自分と将来の理想像を適切に把握して、その間にあるギャップをしっかりと考えることが重要です。
自分が活躍し続けられる企業選びができるように、妥協せずに考えていきましょう!