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2022/08/10

【差がつく自己分析】4ステップで考える自己分析のやり方を解説!

就職活動を始めたら、「自己分析」という言葉をよく聞くと思います。でも、そのやり方や目的はぼんやりとしていて分からない人も多いはず。

今回は、初めて自己分析に取り組む就活生向けに、目的ややり方を解説していきます。4ステップを通して、面接やエントリーシートでよく聞かれる質問にも答えやすくなっています。

自己分析用の「自分史ート」というツールも配布しているので、ぜひ活用してください。

自己分析の目的

初めて自己分析に取り組む就活生は、「何のためにやるの?」と疑問に思うかもしれません。

結論から言うと、「明確に自分のことを知る」ために自己分析を行います。

過去の出来事から、自分自身の持ち味や長所、強みを見つけたり、自分はどんなことに興味があるのか、どんな環境なら活躍できるのかということを導き出して、面接やエントリーシートの回答、企業選びに役立てていくのです。

後ほど詳しく説明しますが、自己分析が甘いと就活の軸、自己PR、志望動機といった面接での必須項目それぞれで一貫性のない回答をしてしまいます。企業選びと関わる部分なら、自己分析が甘いせいで、入社後にミスマッチが起こってしまいます。

一貫性が持てるまでしっかり自己分析を深めて、印象に残る面接やエントリーシートにしていきましょう。

自己分析のタイミング

企業選びや就活の軸など、就職活動の様々なプロセスで自己分析の結果が求められます。

そのため、着手するのは就活を始めると同時がおすすめです。

時期的な観点から考えると、3年次の夏頃や冬〜春にかけては、インターンシップや早期先行で忙しくなるので、可能な限りその前から着手しておくと良いでしょう。

インターンシップやOBOG訪問、面接などを通して感じたことで変化していくことが多いので、就活を終えるまで少しずつ修正を行っていきましょう。

自己分析のやり方

自己分析は、基本的に「過去の自分」を整理して、そこから自分自身の持ち味や強み、人物特性を抽出していきます。

トポセシアでは、過去の自分に起こったできごとを客観的に整理するためのツールとして、「自分史ート」を配布しています。

自己分析というと大学生時代のエピソードから考えてしまいがちですが、自己形成が進むのは中高生時代なことが多く、幼少期から整理していくことをおすすめしています。

シートを埋めていくと、自己分析でつまずきそうになったり、面接でエピソードを求められたりというシチュエーションでも役立つので、ぜひ活用してください。

↓自分史ートはこちらから(コピーして自由に使用してください!)
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1tIGDULYAQjnoC8UjkrR8QRMbTT9wtomFqR5TiX60Yg8/edit?usp=sharing

自分史ートなどを活用して、過去の自分を整理したら、ポイントを絞って分析を深めていきましょう!

①「持ち味」を見つける

自己PRや学チカ、または強みを聞かれる質問など、エントリーシートや面接で長所や強みを求められることは就活中に多々あります。

長所と似ていますが、”過去の自分に共通して発揮された長所”という意味で「持ち味」を見つけていきましょう。

面接官は「(ある1つのタイミングで)どんな成果を出してきたか」より「過去の取り組みで共通して発揮されていて、業務でも発揮される可能性が高い強み」を知りたいという意図で様々な質問を行います。

その答えとして、「(過去の出来事から考えて、)こんな状況の中、こんな形で発揮される〇〇が私の持ち味です。」と答えられる形を用意するのがベスト。それに付随したエピソードを加えて話すだけでも、単に長所を回答するより説得力が出てきます。

↓持ち味の詳しい説明はこちら

注意点としては、持ち味はいくつもあるものではありません。したがって、自己PR、志望動機、就活の軸など、様々な質問に対して1つの持ち味で一貫した回答をしていきましょう。

↓学チカと自己PRの回答の仕方はこちら

持ち味を見つけるには、普段の自分を分析するより「意欲的に取り組んだ物事」を中心に考えていくと見つけやすくなります。意欲的に取り組んだことは、役割や状況に対して葛藤や悩みを持ちながら頑張っていることが多いので、持ち味が発揮されていることが多いのです。

②「自己実現」を考える

過去の出来事を整理して持ち味を見つけるまでは、過去から今という時間軸で考えました。

対して、自己実現を見つけるには、社会に出て5〜10年後の自分はどんな風に成長していたいかを考えていきましょう。これも過去の経験に紐づいていると良いと思います。

「こんなことがしたい!」よりも、「誰に対して、どんな形で、こんなことがしたい(できるようになりたい)」というところまで深められると具体的な回答をすることができます。

例えば、沖縄の企業の面接で自己実現を聞かれたときに「社会課題を解決する事業を作りたいです。」と答えたとしましょう。すると、面接官は「どうして沖縄なの?」とさらに深掘りされると困ってしまうかもしれません。

そこで「沖縄には子どもたちに関する〇〇という社会課題があり、大学時代の〜〜という経験で強く課題感を感じ、御社の事業を通して解決したいからです。」と回答できれば説得力が増すイメージがつくと思います。

③「就活の軸」・「企業選び」に繋げる

「持ち味」を見つけるまでに過去から今の自分を、「自己実現」では今から未来の自分を扱って自己分析してきました。

「就活の軸」と「企業選び」では、現在と未来の差分を考えていきます。

例えば、「社会課題を解決する事業を作りたい」を自己実現だとすると、事業をつくる経験や社外の人を巻き込む力など、今はまだ身につけていないスキルや経験が必要になると思います。

その差分を埋めながら成長できるプラットフォームとして「企業選び」を行い、その軸として持っておくのが「就活の軸」となります。

入社直後からしばらくの期間を想像して、働きやすい環境・待遇などを就活の軸とする就活生も多いですが、やはり説得力があるのは長期的な視点で考えられた軸。将来の自分を理想的な姿にするためにも、譲れないものとして考えていきましょう。

↓トポセシア事業責任者が具体例を挙げて説明した動画はこちら

④「志望動機」に落とし込む

ここまで分析できたら、就活の軸や持ち味を踏まえて、志望動機を書いていきましょう。

志望動機はその企業への熱量を伝えるもので、自己分析で知ることができた自分を踏まえて、志望企業で働くイメージを具体的に持っていることを伝えられると良いでしょう。

動機なので、挑戦したいことややりたいことを理由を踏まえて書いていく必要がありますが、ここは就活の軸と合っていること、持ち味が発揮できることを注意するとスムーズに考えられると思います。

↓志望動機に関しては、自己分析に加えて企業研究や業界研究なども必要なので、以下で詳しく解説しています。

ここまでの内容を図に整理すると以下の形になります。紹介した各項目を個別で考えると難しいですが、順序よく考えるとスムーズに進められます。

自己分析で気をつけること

自己分析をする中で、特に注意することは以下の2点。

成果ではなく、何度も発揮されていることを考える。

特に大学生時代だけで自己分析をしてしまうと、バックパッカーや留学、学生団体での体験など、いわゆる「自慢話」に終始してしまいがちです。

それだと、面接官は「その状況だと成果になったけど、業務中に発揮できるかな?」「環境が変わっても、活躍できる人かな?」と疑問を持ってしまいます。

そのため、自己分析では「過去に何度も発揮されていること、起こったこと」を中心に考えると良いでしょう。

特に、自分らしさが固まっていく幼少期から中高生時代までを中心に整理するとブレない自己分析が可能です。

結果が「承認欲求」は要注意

「承認欲求」はあくまで具体例ですが、人として誰でも持っているものは自己分析の結果としては望ましくありません。

「安定」や「給料」、「休暇」なども、人によって求める程度は違えど、働く上で誰もが必要とするものです。

もし自己分析を進める中で、そういった内容に行き着いたら、「どんな人に認められたい?」「どんな形で認められたい?」など、誰やどんななどという視点から掘り下げると自分らしい内容が見つかるはずです。

↓さらに詳しい内容はこちら

まとめ

自己分析の目的ややり方をまとめました。

過去の自分をしっかりと整理すると、どんな経験を通してどんな自分になったのかと厚みのある自己分析となります。

時間のかかる取り組みでもあるので、早めにチャレンジするのがおすすめです!

トポセシアでは、面談やワーク形式での自己分析を無料でサポートしていますので、気になる方はお気軽にお問合せください。

記事を書いたメンバー

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トポセシア

沖縄県宜野湾市のカフェ&コミュニティスペース「トポセシア」のホームページです。ドリンク飲み放題、wi-fi&電源使い放題で1時間350円からご利用いただけます。是非ご利用下さい。