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2022/09/09

OBOG訪問とは?依頼方法や時期、質問例を解説

企業で働く社会人を訪ねて、実際の業務内容や働き方を聞く「OBOG訪問」。

そのやり方や目的、やるべき時期が分からないという就活生も多いと思いますので、今回は目的や連絡方法、質問例などを解説します。

OBOG訪問の目的や意味とは?

「OBOG訪問」とまとめて呼ぶことが多いですが、「OB訪問」や「OG訪問」と分けて呼ぶこともあります。

自分が志望する業界や企業、気になっている分野で働いている社会人を訪問して、実際の業務内容や働き方、やりがいなどを質問して、企業・業界の理解を深めたり、自分が働くイメージをより具体的にしたりということが大きな目的になります。

「OB」や「OG」と聞くと、自分の所属する大学の卒業生かと思われがちですが、必ずしもそうではなく、自分の興味のある業界や企業の社員に時間をいただいて実施することが多いです。

OBOG訪問の時期

OBOG訪問は、大学3年生の夏休みや秋頃から本選考前までに実施することが多いです。

自己分析やサマーインターンを通して、ある程度志望する業界や業種、職種が絞れてきた人はこの時期にさらに理解を深めるために活用したり、もう少し色々な働き方を知りたいという方は幅を広げるために活用しても良いと思います。

OBOG訪問のやり方

「OBOG訪問に取り組もう!」と思っても、やり方が分からない就活生も多いと思います。

初めに困ってしまうのが、気になる企業の社員とどう連絡を取ればいいか分からないということだと思います。

ゼミの先生や先輩から紹介してもらっても、トポセシアやキャリアセンターなどのプラットフォームなどを活用して企業や社員を紹介してもらっても良いと思います。

また、OBOG訪問に活用できるような社会人との接点となるツールやアプリもありますので、場合によっては活用しても良いかもしれません。ただし、紹介してくれる人を挟まない形での訪問は安全面に気をつけながら行いましょう!

↓OBOG訪問ツール「Matcher」活用のメリット・デメリット

もしも気になる企業や業界の社会人を紹介してもらえない場合は、その企業に直接連絡をして、しっかりと理由を伝えた上で依頼するという方法もあります。

その場合は、突然の連絡となってしまうため、丁寧にお願いをするように心がけましょう。

依頼メールの送り方

社員を紹介してもらった場合も、初めのメールから自分で行う場合が多いため、どのような内容で連絡するべきか、簡単に解説します。

初めのメールで伝えるべきことは、主に以下の4項目。

自分の所属

 自分の所属大学や学部・学科に加えて、就職活動中であることやその企業・業界を志望していることを伝えましょう。

連絡先を知った経緯

 突然連絡をした場合、どのような経緯で連絡先を知ったのか不安に思う社会人が多いと思います。そのため、「〇〇から連絡先を伺いました。」と必ず伝えましょう。

なぜOBOG訪問に伺いたいか

 どうしてその企業や業界のお話を聞きたいのか、どんなことを知りたくて時間をいただきたいのか理由を伝えましょう。自分の都合で時間をいただくので、理由に納得いただいた上で依頼するのがマナーです。

可能な日程を複数案提示

 基本的には就活生側から可能な日程を複数提示することが多いです。あまりにピンポイントな日程や1つの日程だけなどは、調整が難しかったり、不快な印象を与えてしまったりというリスクがあるため控えましょう。3〜5つの日程を伝えられるとベター。

必ず誤字脱字のチェックをした上で、送信しましょう。特に名前や企業名の誤字は大変失礼になってしまうため、注意が必要です。

↓その他のビジネスメールのマナーはこちらにまとめました

OBOG訪問の注意点

安全面に留意する

OBOG訪問の場所は、基本的に社会人に任せる方が良いですが、二人きりになるような個室やお酒の場は避けるなど、自分の安全を守るための注意は忘れないようにしましょう。

どうしても避けられずに不快なことをされても、誰にも言えずに一人で抱え込んでしまう場合がありますが、自分が信用できる人で構いませんので必ず相談した上でその後の対処を考えましょう。

質問は前日までに用意しておく

思いつきで質問をしてしまうと、企業や働き方の理解は深まりませんし、時間を取ってくれた相手にも失礼になってしまいます。

Webサイトなどを参考にして、「調べたら分かること」「失礼なこと」を避けながら、熟考して自分の就活に役立つ質問を行いましょう。

社会人としてのマナーはしっかり守る

アルバイトや大学生活でも当然気をつけることではありますが、身だしなみや時間、挨拶やお礼など、社会人としての基本的なマナーはしっかり守るように意識しましょう。

また、就活生の立場だと目上の人と会った際のお会計は慣れていなく、困ってしまうことが多いと思います。社会人の方から「ここは私が払うね!」と言われた場合でも、まずは支払う意思を伝えた上でそれでもとなるなら、丁寧にお礼を伝えた上でお会計をお願いしても良いと思います。ご馳走になった場合は、お礼メールでもその点に触れましょう。

お礼メールは当日中に!

OBOG訪問後は、お礼メールを忘れないようにしましょう。可能な限り当日中に送信することが良いですが、夜遅くなってしまった場合などは翌日の午前中に送ると良いと思います。

お礼メールでも、改めて所属大学と名前を伝えた上で、伺った内容に関するお礼やこれからの就活にどのように活かしていくかなどの意気込みを伝えつつお礼をしましょう。

OBOG訪問で聞くべき質問

全体を通して、就職後に自分が働くイメージを持つことができる質問がおすすめです。
もちろん業務内容や働き方に関することで、Webサイトなどでは分からないことは聞いておきましょう。

その反対に、給与や待遇、あまりにプライベートなこと、回答に困ってしまうような内容は控えるようにしましょう。

おすすめの質問例

業務内容系

  • 1日の仕事の流れを教えてください。
  • 入社からこれまでに、どのような仕事を経験しましたか?
  • 他の同業種の企業との違いはどんなところだと感じますか?(自社の強みや特色)
  • 仕事のやりがいはどんなことで感じますか?
  • 辛いと感じたことはありますか?また、それをどう乗り越えましたか?
  • 会社内/部署内はどのような雰囲気ですか?

就活/個人のキャリア系

  • なぜこのお仕事や企業を選んだのですか?
  • どのようなことを目標にしていますか?
  • 新卒の入社直後に感じたギャップはありましたか?
  • 新卒のときはどのような理由や基準で企業選びをしましたか?
  • 女性の管理職はどのくらいいますか?
  • 就活や大学生活の中でやっておくべきことはありますか?

控えたい質問

調べたら分かることはNG

調べられることは把握した上で、どう感じているかなどを聞いていきましょう。

残業はどのくらいありますか?

残業時間があるかを聞くこと自体は悪くないのですが、ブラック企業であるかを探るような姿勢で聞くと不快な印象を与えてしまいます。そのため、聞き方に気をつけながら質問すると良いと思います。

例えば、「繁忙期とそうでない時で、働き方はどう変わりますか?」「残業時間はどのように管理されているのでしょうか?」というような言い換えでも良いと思います。

まとめ

以上、OBOG訪問の目的ややり方、質問例でした!

OBOG訪問は説明会やインターンシップとも違う角度で、働き方を知ることができる貴重な機会です。
色々な働き方を知っていることは、就活に限らず長いキャリアを通しても役立ちます。

ぜひあなたの就活にとって意義のあるOBOG訪問にしてください!

記事を書いたメンバー

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