2022/02/17
23卒就活生が実際に使っている「企業分析シート」を公開!
みなさん、「企業分析」はやっていますか?
正直なところ、就活が始まると忙しくてあまりできていない…というのが実情だと思います!さらにこれから3月1日の情報解禁を迎えるとさらに忙しくなってしまいます。
そこで今回は、就活生の私が実際に企業分析に使っていたシートを紹介します!
この記事では、その企業分析用シートの使い方を項目ごとに解説していきます!
【企業分析用シート】
使い方の基本
このシートの役割としては「自分はその企業の何がわかっていて、何がわかっていないかを簡単に可視化できる」ことになります。
そもそも企業分析をする意義は、
・入社後のミスマッチを減らすため(企業との相性を検討する)
・面接で聞かれた際に理解していることを示すため
だと思っているので、今回のシートはその補助の役割になる、ということを念頭に置いて、見てみてください!
↓企業分析をする理由についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ご覧ください!
https://topothesia.jp/column/gyoukai/
では、このシートの大まかな使い方を説明します!
表の下の部分から、実際の利用例のシート(私が使っていたものから一部抜粋)を載せているのでそちらも参考にしてください!
まずはとにかく書こう!
まず、企業HPや会社説明会のメモなどを元に、白地の行に各項目の内容を埋めていきます。わからない部分は空欄で大丈夫なので、わかるところからどんどん埋めていきましょう。
そして、ひと通り情報を埋め終わったら、空欄や情報が足りない欄の下にある黄色い行には、その情報を補うために聞きたい質問を書いておきます。
これを書いておくことで、面談や面接の際の質問に漏れが減り、企業理解を深めることができます。
私は、OBOG訪問や面談・面接などの前に、このシートを埋める作業を必ず行っていました。
そして、質問したい項目を手元のメモに知りたい順でまとめ直し、すぐに質問できるように用意。面談後は、その回答を白色の行に追記していきました。
表をみた瞬間は「項目が多い」と感じるかもしれませんが、わからない項目は空欄にして質問に変えることで1社あたり1時間程度で終わりますし、2回目以降は10分程度で見返すことができるので、総合的に時短になると感じています!
ここからは、各項目で書いていたことをあげていきます!
魅力や違和感
この項目には、自分が魅力に思った点や違和感を感じた点を記載。
例えば、「働き方に対するモチベーションが素敵だと思った!」や「イベントを運営する人事さんたちの態度が気になった…」など、聞いた話や自分が感じ取った雰囲気をかいています。
誰にどんな価値を提供しているか
この項目には、顧客は誰か(個人or法人、どんな困りごとがある人か)と、顧客にどんな価値を提供しているかを書いていました。
特に提供している価値については企業がこだわっている場合もあるので、積極的に説明会やHPの文言を使うようにしていました。
例えば、ラウンドワンの提供価値は「楽しい思い出」だとお聞きしたので、単に「アミューズメントの運営」とせず、「楽しい思い出を提供する」とメモしています。
事業について
この項目では、企業が行っている事業とその内容を簡易的に書いていました。
事業内容については、HP内でも複数のページにまたがって記載されている場合が多く、 ここで一目でわかるようにまとめておけると、後々楽になります。
職種と業務について
この項目には、その企業内にある職種と、具体的にどんな業務をしているのかを書いていました。
職種は多すぎると書ききれない場合があるので、その場合は採用されて配属される可能性のある職種のみにしぼっていました。
働き方(時間・お金)について
この項目には、平均の残業時間や平均収入、初任給、残業手当など、時間とお金に関する制度をまとめていました。
働き方(働きがい)について
この項目には、説明会や社員さんから直接聞いた働きがい・あるいは入社の決め手を書いていました。
マッチ度を考える材料がちゃんと揃っているか把握するために、必要な項目だと思います。
組織について
設立年、女性の役員数、従業員数、平均年齢など、会社の表層部分の情報を書いていました。
社風、働いている人の雰囲気について
この項目には、社員の人から聞いた社風や、インターンや説明会を通して感じた社員の雰囲気、ネットのクチコミサイトを通じて得た雰囲気の情報を書いていました。
他の項目でも共通ですが、ネットのクチコミサイトなど、その企業自身が発信しているもの以外からの情報をメモに残す時は、事実確認(または、社内でどう認識しているかの確認)ができるような質問を一緒に残しておくようにしていました。
ビジョンやこだわり
この項目では、企業が掲げているビジョンや、社員から聞いた仕事をする上でのこだわりを書いていました。
競合他社および強み
この項目では、競合他社をあげるとするならどこか?どういった部分で差別化しているか?を書いていました。
求める人物像
この項目では求める人物像・性質は何か?を書いていました。
インターン・選考について
インターンの内容や、選考スケジュール(例えば、何回面接があって、どのタイミングでWebテストがあるのかなど)を記載するようにしていました。
まとめ
冒頭でも少し説明しましたが、企業研究の目的の一つは、自分と企業の相性を検討するためでもあります。
そのため、このシートでは全体を通して、企業の情報が網羅的に整理できて、自分と企業のマッチ度が考えられるようにつくっていました。
皆さんは私と異なった就活軸を持っていると思うので、就活軸があれば項目を増やしたり、いいなと思う企業は色を変えるなど工夫してみてほしいです!
【企業分析用シート】