2022/04/21
サマーインターンの意味は?何から準備すればいいの?
こんにちは!
皆さんは、「サマーインターン」という言葉をご存知でしょうか?
インターンとは「インターンシップ」の略で「学生が企業での就業体験を通して、企業・業界への理解を深める場」のこと。
特に学生が夏休みに入る、7月〜9月頃に開催されるインターンは特に「サマーインターン」と呼ばれています。
この「サマーインターン」、実際に参加する意味は何なのでしょうか?
そして、サマーインターンに向けて、いつからどう動けばいいのでしょうか?
今回は、この2つについて、実際に23卒就活生として半年間就活していた私の体験を踏まえて、お話ししたいと思います!
いろいろな働き方を知るための参加
私が23卒として就活をしていた期間を振り返ると、夏に「たくさんの働き方に出会う」ような行動をしていてよかったな〜と感じます。
なぜ「夏」がそういった時期として位置付けられるかは、全体スケジュールの記事をご覧ください!
「たくさんの働き方に出会う」というのは、業界・業種、あるいは会社員やフリーランスなど、「働く」の種類を様々に知ることです。
なぜ「たくさんの働き方」に「出会う」必要があるのかという理由のひとつは「知らないと選べない」からです。
ここである例を想像してみてください。
小学一年生に「将来何になりたい?」と尋ねると、「お医者さん」「スポーツ選手」「ケーキ屋さん」などの答えが多く出てくることは想像できます。
それは他の仕事が魅力的に見えないわけではなく、「そもそも(他の仕事を)知らない」ことが大きな要因です。逆に小学一年生が「デベロッパーになる!」と言い出したら、「デベロッパーって本当に知ってる?」と聞き返したくなりますよね。
私たち就活生も、小学一年生よりは業界も業種も知っていますが、まだまだ知らないことばかりです。実際、私も就活を始めてから知った業種もたくさんあります。
そして、狭い選択肢の中で選ぶと「ミスマッチ」につながる可能性が高くなります。
もしかしたら「大学(高校)選び」で同じ経験をした人もいるかも知れません。
私もそうでした。ずっと第一志望の医学部への進学しか考えておらず、いざ点数が足りないと気づいたセンター試験後に「生物の勉強がしたいから農学部にいこう」と、農学部を選びました。生物を勉強するなら理学部でもできるし、理学部ならより動物のことも扱えるのに。
「転職」という選択肢も確かにありますが、職種や業界を大きく跨ぐ転職は「スキル不足」と捉えられ、希望の給与がもらえなかったり、そもそも採用すらしてもらえないこともあります。実際に、採用条件には「経験者のみ」「経験者優遇」の条件が多いようです。
だから、会社を選ぶ際に、なるべく「ミスマッチ」を減らしていけるような工夫をする必要があります。それが、「情報収集」であり、その手段の一つが「サマーインターン」だと私は捉えています。
情報収集の方法は他にもOBOG会や会社見学などがありますが、その中でもサマーインターンは、企業側が間口を広げて募集してくれていて、就活生が仕事を理解しやすいような工夫をしてくれている場合が多いため、オススメです。
また、ミスマッチをしてほしくないのは、採用する企業側も感じています。
会社としても、採用した社員がすぐ辞めてしまうと、また新しく人を雇って研修をして…と多くの時間や費用というコストがかかるからです。
そのため、採用面接では「志望動機」や「キャリアビジョン」が質問されることがあります。採用する企業側も、学生に「どういう仕事か、本当に理解しているの?」「ミスマッチの可能性は低いか?」とチェックしているのです。
たくさんの選択肢を比較し、選び、それを伝えることで「自分と貴社のミスマッチが少ない」という話の説得力につながります。
長くなりましたが、サマーインターンに参加する目的をまとめます。
・夏は「たくさんの働き方に出会う」時期
・選択肢をたくさん知らないと、ミスマッチにつながる
・ミスマッチすると転職しなければならないので、自分にも会社側にもマイナス
サマーインターン準備スケジュール
4月〜 自己分析・スカウトサイト登録
5月〜 選考ありインターン応募
7月頃〜 選考なしインターン応募
8月〜9月 インターン本番
9月〜 追加で応募・自己分析のし直し・軸をゆっくり絞っていく
では実際に、サマーインターン本番までの数ヶ月間で、何を準備すればいいのでしょうか?
上記の図が個人的におすすめのサマーインターンの準備スケジュールになります。
まずはなるべく早い段階から自己分析を開始し、スカウトサイトの登録ができるようになったら、登録を進めていきましょう。
スカウトサイトを登録する理由としては、
①登録内容に「学生時代に力を入れたこと」や「長所」といった欄があるので、それを埋めることで自己分析したことの整理にもつながるため
②知らなかった業界からのオファーもくる場合があり、たくさんの働き方を知ることにつながるから
です。
5月に入ると、選考ありのインターンの募集が始まります。
ナビ媒体を使いながら、応募を進めていきましょう。
この時期になるとインターン合説も始まります。その時点で興味のある企業が少ないのであれば、時間の融通が効きやすいオンラインを中心に参加してみるのもアリかも知れません。
少なくとも3〜5社を目安に申し込んでみましょう。
7月の夏休み前になってくると、選考なしのインターンの応募も始まります。選考に通らなかった業界、選考を受けるほど興味が湧かない業界などを中心に、応募すると良いでしょう。特に選考なしの企業は、「プログラム内での成長」より、「実務を想像できそうか」を基準に選んでみると、目的が達成しやすいです。
8月に入ると、いよいよインターンが始まります。
企業分析シートなど自分のやりやすい方法で、事前準備と振り返りをしっかり行いながら、参加していけるとバッチリです!
最後に
サマーインターンに参加する意味と、準備スケジュールについて、不安なことは少し解消されましたか?
就活の時期に、一番大変なことの一つは、不安と戦っていかなければならないことのような気がしています。自分と同じ過去を歩んできた人も、自分と同じ将来を歩んでいく人も誰一人としていないので、私はなんだか孤独な戦いのようにも感じていました。
でも、いろんな就活サービスを使ったり、友達と就活のイベントに参加したり、先輩にアドバイスをもらうことで不安がほぐれることもあります。
皆さんにとってこの記事が、少しでも不安の解消につながっていると、幸いです。